青年
年齢:外見20歳程。
出自も生い立ちも不明な真っ白な青年。
団長を溺愛していて、名前があることを嫌う。
役者及び団長補佐担当。
青年については、ランジエとはまたちょっと違った理由で、語ることがありません。
ランジエ以上にしっかりと生い立ちや存在については作っているのですが、
それ故に、語るに語れない存在です。
ただ、今回は特別に少しばかり彼のキャラクター性をここで語りましょう。
過去、夢劇場で番外編として公演した、
「はじまりのための終り、終わりのためのはじまり」というお話がありました。
青年はそのお話に登場する「白の子」のなれの果てです。
厳密にいうと違ってきますが、キャラクターとしてはそう認識していても問題ないです。
ですので、青年にとっての「黒の子」というのが団長の存在なので、彼は団長を溺愛しているのです。
また、彼は名前があることを嫌います。
周りの物に名前があることは妥協していますが、自身に名前が付くのを嫌っています。
そんな彼のことを考慮して、団長が彼を「青年」と呼ぶようになりました。
青年はそう呼ばれることにある程度妥協しています。
選考台詞にもありましたが、彼は終わりを何よりも嫌っています。
それは、青年が「白の子」であったことに大きく関係しています。
番外編をお聞きになった方はご存じだと思いますが、
「白の子」は「役目を終えると」消えてしまう存在でした。
なので、青年は終わりを自分の消滅と重ねてしまい、嫌っているのです。
また、青年が団長のことをどう思っているのかというと、
恋人のように思っています(※かなり一方的)。
また、時には団長を娘のように可愛がっています。
彼は団長を溺愛するあまり、アンからは「心酔を通り越して狂信だ」と言われています。
青年自身、それを否定する心算はまったくありません。
青年にとって、アンや周りの劇団員からの認識はどうでもいいものでしかないからです。
本当に、壱に団長、弐に団長、参、に団長というほどに団長至上主義です。
しかし、彼は彼なりに苦労があり、
団長を思うがあまり、自分に嘘を吐き続けています。
団長を悲しませないために、団長の前では常に笑顔で弱音は吐きません。
とても溜めこむタイプの子です。
青年には名前がありませんので、由来に関してのお話は今回ありません。
それでは、次回は魔法使いの少年のお話をさせて頂きます。
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